剣の道(1):竹刀と人切り包丁

昨夜は、剣友会の忘年会に参加させていただき、先生たちの会話で興味深く勉強になる話題がありました。

竹刀は、試合などで、いかに早く、相手の面・胴・小手に当てるかを競うものです。

しかし、刀で竹を切るには、竹刀での打ち方では竹に刃が食い込み、切り貫くことができないそうです。

包丁を野菜に垂直に下して切ろうとすると、力が必要です。

一方、滑らせながら(水平方向に、引くかまたは送る)切ると、力を入れずにスルリと切れます。

私が大好きな花山大吉(近衛十四郎)は、刀のことを「人切り包丁」と言っていました。

まさにピッタリ当てはまる表現です。

「人切り包丁」

料理用の包丁を使って南瓜を切るときは、まさに滑らせながら切らないと、包丁が南瓜に食い込み、動かなくなってしまいます。

刀で竹を切るときも、まさに同じ現象が起こるのですね。

しっかりと腰を入れて、引き(滑らせ)ながら切らないと、切り貫くことはできないという訳です。

剣道の段審査で、木刀を使った剣道型では、竹刀ではなく 刀「人切り包丁」の扱い方を審査されるのです。

私(主夫)は、料理包丁道を究めつつ、剣の道へ結びつけて、それを究めて行けそうな、面白味を持って家事に精を出しています。

武士の道、剣の道が、大好きなんですね。私は

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