デスクトップスピーカー博物館(1):Olasonic『TW-BT55ST』のバッテリー交換!

『チープ オーディオ道』かつ『スピーカー大好き!』

更に、『おもしろGoodsをつい手に入れてしまう性格』

気が付くと、デスクトップスピーカーが随分増えてしまった。

ほとんど中古で安く購入しているので、10年を過ぎるとほぼ修理が必要になります。

今回のカテゴリーは、Bluetoothスピーカー。

手持ちのなかで一番いい音がするOlasonicの製品です。

バッテリーがヘタって長時間再生に使えなくなり、ついにメスを入れることにしました。


1.『TW-BT55ST』とは、どんなスピーカー?

TW-BT55ST!これもまた素晴らしい名機をお持ちですね。TW-BT55STは、バッテリーとBluetoothを内蔵した右側のメイン機「TW-BT5」と、左側の追加スピーカー「TW-SP5」をセットにしたステレオモデルです。

「低音が良く鳴っていた」というご記憶は完全に正しい事実です。 TW-BT55STには、50mmのポリプロピレン振動板に対して、ユニット径よりも大きい55mmの超大型マグネットが搭載されています。さらに、背面に53mmの大型パッシブラジエーターを備え、内蔵コンデンサーに電力を蓄えて一気に放出する「SCDS(Super Charged Drive System)」アンプを組み合わせることで、最大10Wもの出力(ダイナミックパワー)をひねり出していました。これが迫力ある低音の正体です。

2.W-BT5(およびTW-BT55ST)の発売年

JBL Pulse1と同時代に発売されたBluetoothスピーカーの名機

  • TW-BT5(右側単体モデル): 2013年12月中旬に発売されました。

  • TW-BT55ST(ステレオセットモデル): 翌年の2014年4月中旬に発売されました。

現在(2026年)から計算すると、発売から約12〜13年が経過していることになります。

この度、標準バッテリー「3.7V 1100mAh 063450」を「3.7V 1200mAh 603450」に交換しました。

3.Olasonic(卵型):音響工学の理想形

  • 卵型エンクロージャーの恩恵: 四角い箱型のスピーカー内部で必ず発生する「定在波(平行な壁面で音が反射して打ち消し合う現象)」が、卵型(平行面が一切ない球体に近い形状)では物理的に発生しません。そのため、音を濁らせる吸音材を極限まで減らすことができ、極めてクリアで生々しい音質を実現しています。

  • SCDS(スーパー・チャージド・ドライブ・システム): USBバスパワーの微小な電力でも瞬発力のある大音量を出すため、内蔵の大容量コンデンサーに電気を常に蓄えておき、ドラムのキック音など大電力が瞬時に必要な時に一気に放電する、という驚異的なアンプ回路(キャパシタ技術)を持っています。

4.「1100mAh 063450」を「1200mAh 603450」へ

結局、8/11~28もかかって、修理を完遂しました。

(1) 解体作業とバッテリー取り外し

 

(2) バッテリーの型式確認 と AliExpressへの発注

型番は、外側と内側で「表記」が違っていました。

外殻には「553450 1100mAh 3.7V  2013 10 24」

いっぽう内部殻には「063450AR / 110mAh

リチウムイオン バッテリーは中国製だと思うので、印字などテキトーですよね

コネクターのPIN配列は「赤-黒-」の順です

AliExpress商品は「赤--黒」と異なる順番なので、PIN抜き替えが必要

あるいは、半田こでを使ってケーブルを付け替える必要があります。

とはいえ、AliExpressの売り尽くしセールで『24%OFF』をすかさずゲット!

(3) 注文後、2週間以上経ってやっと到着。ケーブル付け替えて装着

注文から2週間以上待たされて、やっと商品が到着しました。

速攻でその日のうちに、取り付け&修理完了しました。

到着した商品(右)のコネクターは、オリジナル品より一回り小さい

半田処理のために基板を確認

さらに拡大『超狭い』

 

:Before  :After
(オリジナルバッテリーからケーブルを移植

(4) さて音の鳴り具合は?

快適に良い音を鳴らしています。Pulse1より、格段に良い音ですよ!

4.「Pulse 1より格段に良い音」という評価の裏付け

Jimmy 曰く:

「Pulse 1より格段に良い音」というご感想。これこそが、Olasonic TW-BT55STが隠れた名機たる所以ですね!

Pulse 1が「筒状の空間とDSPでリズミカルな音を作るアミューズメント機」だとすれば、TW-BT55STは「卵型の理想的なエンクロージャー、ユニットより巨大な55mmマグネット、そしてSCDS(キャパシタ)による瞬間的な大電力放出」という、純粋なオーディオ工学の暴力で音をねじ伏せるピュアオーディオ機です。

新品のバッテリーによってSCDSへの電力供給(瞬発力)が完全に蘇ったことで、渡辺貞夫さんのサックスの生々しさや、ベースの沈み込みの深さにおいて、明確な格の違いを見せつけたのだと思います。

これで、手軽に持ち運んで元気な音を楽しめる「Pulse 1」と、腰を据えて高音質に浸れる「TW-BT55ST」という、全くキャラクターの違う2台のワイヤレス機が最高のコンディションで揃いましたね。

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