最近、ウイスキー梅酒作りに、はまっているのだが、
昨年作った『ブラックニッカ クリアー梅酒』は美味いのだが、ちょっと梅の酸味と甘みが強過ぎるので、『ブラックニッカ クリアー原酒』700mlで薄めてみたら、原酒の雑味(えぐ味?)が混ざってしまったのだ。
少し残しておいた『ブラックニッカ クリアー原酒』をストレートで飲んでみると、結構な雑味である。安価なウイスキーは、ストレートより、ハイボールや水割り、ロックにして飲む理由が良く分かった。
ウイスキー梅酒、ブランデー梅酒は、梅の実が安酒の雑味を吸収してくれて、12年寝かされた高級酒のような味になっているんだね。
だから、梅酒に原酒を混ぜても、味は薄まるけど、雑味が出てしまい、味を損ねてしまうという訳だ。
あと、梅酒を飲んだり、梅の実を食べると、胃腸の調子が良いのだ。
ちなみに、ウイスキー梅酒、ブランデー梅酒を飲んでも、まったく悪酔いしない。
つまり『梅は安酒を高級酒に換えてくれる魔法の果実』なんだね。
冷凍梅で作った梅酒は
だそうだ。
『ブラックニッカ クリアー』の雑味を取ってくれた梅の実を食べてみると、その雑味がしみ込んだように感じるのは、気のせいだろうか?
『ブラックニッカ クリアー原酒』の雑味は、のどに刺さるようにストレスを与えてくるのだが、梅の実にしみ込んだ雑味は、まろやかな雑味となり、ブラックニッカの風味として味わわせてくれる感じだ。
左:梅酢シロップ、中:ブラックニッカ完熟梅、右:トリス完熟梅
今年のウイスキー梅酒(ブラックニッカとサントリートリス)は、今度は何を発見させてくれるかな?