D-77Xスピーカー修理(2): エッジ張替

完成したスピーカーのエッジを取り付けます。

しかし、その前に ボロボロになった古いエッジを除去します。

薄刃のカッターを使って、古いエッジをはがします。

エッジの表側に、ガスケット(?)が貼り付けられています。

3wayスピーカーの様な大型ユニットでは、

黒色のゴム製の枠のもので、エッジ外周を隠して(抑えて)いるので

それをマイナスドライバーあるいは手で取り外します。

Control 1 では、厚紙と発砲ゴムのようなものでできているので、

ガスケットを再利用できるように、エッジと一緒にカッターではがします。

この時は、慎重に作業してください。

私は、Control 1の修理で、3~4回、失敗してコーンを破損しました。

カッターの刃が折れて、グサッ。これはつい1か月前

また、スピーカーユニットをバッフルから外す際

接着剤が固すぎて、トライバーで、2度もグシャっちゃいました。

次に、マイナスドライバーなどで、残った接着剤をはがします。

キレイにはがれたら、新しいエッジを仮組みしてみます。

サイズや収まり具合を確認したら、接着作業を始めます。

3種類の接着剤

①白ボンド(木工用ボンド)・・・コーンの裏側にエッジを接着 ← DAISO
②黒ゴム接着剤(靴修理用)・・・表側のエッジとコーンの境目を接着 ← Amazon
③速乾ボンド(黄色いボンド)・・エッジ外側をフレームに接着 ← ジョイフル, DAISO

①は、水性なので乾くのに少々時間がかかるので、接着位置を微調整できます。

乾いたら、②を使い、エッジの内側をコーンに接着完了。

次に、③は少なめにしないと、固まったときにコーンの中心がずれて

ボイスコイルが、マグネット(?)にこすれてしまいます。

最後にガスケットで押さえるので、ボンドが少なくても大丈夫です。

左がボイスコイル、右がマグネット部分(Control 1 ツイーターの例)

私は、Control 1のウーファーでは、何度もやり直しました。

写真を撮ってませんでした。

近々 Control 1 Xtreme を修理する予定なので、

その時、エッジ製作と接着工程の写真をアップします。

≪  【 D-77Xスピーカー修理 】シリーズ   ≫

D-77Xスピーカー修理(9): 吸音材(D-V7の豹変から学ぶ)
D-77Xスピーカー修理(8): 吸音材
D-77Xスピーカー修理(7): 内部配線をベルデンに交換
D-77Xスピーカー修理(6): 内部配線をベルデンに交換
D-77Xスピーカー修理(5): 吸音材
D-77Xスピーカー修理(4): 吸音材
D-77Xスピーカー修理(3): 自作エッジの張り替え+α
D-77Xスピーカー修理(2): 自作エッジの作り方と張り替え
D-77Xスピーカー修理(1): 自作エッジの作り方と張り替え

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