エレキギター Epiphone SG Cherry(2):中国ルートと国内ルートの『アーニーボール』を比較検証

先日、レスポールの改造を手掛けている友人から

中国産の偽物弦』が出回ってることを耳にしました。

私は安価なアーニーボールの弦をアリババ経由で購入し、複数ストックしてます。

その友人いわく

『アーニーボールの弦は普通に考えてアメリカ製と書かれていて、
わざわざ中国で買う方が安いって時点で、オカシイと思う。』

確かに‼

『高価な商品の偽物ならメリットがあるけど、安価な商品の偽物はメリットよりリスクの方が大きいのでは?』と考えていた私は、甘かったかもしれません。

国家のトップを含めて、非常識、何でもありありの中国では、リスクなんて二の次で作った者勝ちという習慣が根付いていそうです。

Amazonの出品者も中国系の怪しい物が増えており、今回はYahoo!ショッピングで、国内楽器店から正規品のアーニーボールの弦を購入し、アリババルートで購入した弦と比較してみることにしました。

外・内 袋の比較

左:中国ルート  右:国内 楽器屋ルート(正規品)


正規品には、外袋の内側に刻印があります
袋の材質も正規品の方が厚みと張りがあってしっかりしています
中国ルート品は、薄く帯状に『しわクシャ』になっていました

弦の外観比較

アーニーボール2225/エクストラ・スリンキー 弦の外観比較

中国
アリババ ルート
外袋(内側刻印 無)
国内
楽器屋ルート
外袋(内側刻印 有)
コメント/国内の方が
(太さ単位:mm)
⑥38 0.95 1.00 真っ直ぐで柔らかく、巻き線端処理が丁寧
⑤30 0.75 0.77 真っ直ぐで柔らかく、巻き線端処理が丁寧
④22 0.60 0.55 真っ直ぐで柔らかく、巻き線端処理が丁寧
③14 0.30 0.33 真っ直ぐで柔らかく、表面光沢が白透明
②11 0.25 0.25 真っ直ぐで柔らかく、表面光沢が白透明
① 8 0.20 0.15 真っ直ぐで柔らかく、表面光沢が白透明

※ 太さ測定は、ステンレス製ノギスを使用

ボールエンドが、国内品ではキレイに面取りされており
巻き線の端が引っかからないように小さく内側に丸め込まれてます
色は中国ルート品は少し黒っぽく感じます
巻き線は国内品の方が均一性が高いように感じます


1~3弦の単芯の弦は、国内品はほとんど巻き癖がなく真っ直ぐ
(4~6弦の外側巻き弦は、国内品は全く巻き癖が付いてません)

ギターに張ってみて音の比較

Epiphone SGに国内正規品を張り生音を聴いた感想は、音がとても良く伸びる印象です。

追って、Yamaha Pacificaの弦を中国ルート品に張り替えて、音比較し記事更新します。

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