2026年03月16日一覧

中国内陸への旅(10):紀元前3世紀 長江(揚子江)上流に建設された世界遺産 水利施設 都江堰

岷江(みんこう)は、中国四川省を流れる長江(揚子江)上流の主要な左岸支流です。全長約735〜793kmで、四川省中部の「成都平原」を潤す最も重要な河川であり、流域の農業や水運を支えてきました。古代から治水が難しく、紀元前3世紀に建設された世界遺産の水利施設「都江堰」があることで知られています。都江堰の最大の特徴は、「巨大なダム(壁)を造らずに、自然の地形と水の力を利用して水害を防ぎ、同時に農業用水を確保した」という点です。紀元前256年頃、蜀の郡守であった李冰(りひょう)とその息子によって設計されました。