中国内陸への旅(6):重慶市 大足区にある世界遺産「大足石刻」
この壮大な宝頂山の石刻群は、国や皇帝が作らせたものではなく、趙智鳳という一人の名僧が中心となって造営されました。彼は仏教の教えを広めるため、なんと70年以上もの歳月を費やし、岩山全体をキャンバスにして彫刻を刻み続けました。 難しい経典が読めない一般庶民にも仏教の教えが伝わるよう、地獄の恐ろしさや、先ほどのお写真にあった「親孝行の大切さ(父母恩重経変相)」など、ストーリー仕立てで分かりやすく彫られています。 三教合一:仏教だけでなく、道教や儒教の神様や教えも混ざり合って彫られているのが大足石刻の大きな特徴です。「どんな教えも、人々を救うためのもの」という当時の大らかな信仰心が表れています。